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和田裕美『「私は私」で人間関係はうまくいく』より、第一章に着目して

野外の芝生の上で、ITの仕事をする女性
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今回ご紹介したいのは、『「私は私」で人間関係はうまくいく』です。この本は著者・和田裕美さんや編集者さんなど、周囲の方の体験にもとづいて、書かれています。

「ああ、わたしはなんで●●じゃないんだろう」、と悩むことが多々あります。そのような気持ちになった時に読むと、今、具体的に何をしたら良いのか、がわかります。元気・やる気も湧きますよ。

 

今”は”ないけど、今後”は”ある

「私はなんで●●できないんだろう。どうしよう・・・。」、と悩むことは沢山あると思います。自分にないもの・できないことほど気になりますよね。でも、和田さんがいうように「今ない」と思うと楽です。今がないだけで今後はあるようになる、と思えるからです。

村上春樹さんが自分がやりたいことをやるために、漫画は読まないとおっしゃった話は興味深かったです。漫画などに関心がないわけではないが、やりたいことに優先順位を付けた結果のこと。

あまりに好きだったり、自信があることにのめり込む。他人に対してではなく、自分の内面に対する「私は私」だったら、実践しやすい気がしました。

いい人過ぎて損をする

「私は私」で人間関係はうまくいく』の第一章「まわりの空気を読もうと、がんばりすぎているあなた」から学んだことを紹介しますね。

本書の編集者さん、こと白キューピーさんは、いい人だけど遠慮しすぎて損をしてしまう人だったそうです。一方、出版プロデューサーの鬼塚さん(黒キューピーさん)は、自分の意見ははっきり言い、同性にも異性にもモテているエネルギッシュな方だそうです。

見た目は編集者さんに似ているのに、鬼塚さん(黒キューピーさん)の方がモテているのは何故か。「”いい人”が、いつまでたってもモテない理由」は何か。和田さんは以下のように分析しています。

【黒キューピーさん】

  • 一応、意見を聞く姿勢は見せる
  • 「でもね、でもね」と、しつこく、ねばっこく自論を主張

【白キューピーさん】

  • 徹底していい人
  • 一緒にいると、居心地がよい人
    自分を殺しすぎてドロをかぶらないように生きてきた

和田さんから「自分を出して、泥をかぶる経験は必要」という話を聞いた編集者さん(白キューピーさん)は、以下のことに気がつきます。

「モテない、人間関係がうまく築けない、友だちがいない、仕事ができないとき、性格、能力、努力といった自分の根本のところに原因があると直視するのはあまりにしんどいので、あらかじめ、『僕は、容姿が~、年齢が~、収入が~』と、二次的な特徴を卑下して、予防線を張っちゃうんですよね」

『「私は私」で人間関係はうまくいく(Kindle版)』 NO.202~209/1790 より引用

「僕は、容姿が~、年齢が~、収入が~』と、二次的な特徴を卑下して、予防線を張る」という話は、なるほどな、と感じました。自分が変わらなくていいので、ソンをする方を選んでしまうということなのでしょう。

和田さんは謙虚な人について、以下のように述べています。謙虚な人は、できない理由を伝えるのではなく、謝った上で「こういう風に改善します」と相手に伝えます、と。

しかし、相手にとって都合のいい人が”いい人”と勘違いしてしまいがち。遠慮しすぎてしまうのも、ムリはありません。

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謙虚な人と卑屈な人

和田さんは、「場の空気を読む」「読まない」より前の段階として、「自分がどんな空気を出しているか知る方がずっと大事(前掲書NO.221/1790 より引用)」だと指摘しています。

迷惑掛けないように、遠慮して、自分の意見を言わない。周りは判断することができず、かえって迷惑になってしまいます。場を読むのではなく、相手に共感していく。それならば、自分を全面に出しても相手に不快感を与えません。むしろ喜ばれることが多いのではないでしょうか。

和田さんは「相手の役に立つ人間が”いい人”なんだとすればいい」とアドバイスしています。そして「断れないときは、やらわれているじゃなくて、すきでやっているに変えていくこと(前掲書NO.423/1790 より引用)」も大事な点です。

まとめ

今回の本では、和田さんがアドラー心理学を踏まえて、人間関係のコツを紹介しています。いい人だけど自分が出せずに苦しい人のための本ではないでしょうか。

和田さんの本は、「問題を解決するには、こうしたらどうかな? 」と、優しく励ますように書かれています。和田裕美さんの優しい語り口がとても、良かったです。

何をしたら良いのか、具体的な事例で書かれているので、読んだだけにはならない本です。私の場合はやる気が出たし、行動も変わってきました。人間関係に悩んだとき、自分に自信が持てなくなったときにオススメです。

今回紹介した書籍

Author Profile

片岡杏紗(あさ)
国家資格キャリアコンサルタント。JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。元IT系講師。ITmediaオルタナティブ・ブログでは、「教育ICT」に関する記事を連載中。http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/
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